五反田JPビルディング
Building outline建物概要
五反田エリアは東京都の「都市づくりのグランドデザイン」において、ビジネス、商業、居住、文化など多様な機能の高度な集積が進んだ地域とされており、飲食店を中心とした賑わいに加え、ここ数年で多くのスタートアップ企業が集積し、一般社団法人五反田バレーが発足するなど、注目を集めています。
「五反田JPビルディング」はオフィス・シェアオフィス・ホテル・ホール・商業施設から構成され、オフィスは基準階約960坪の大空間を有し、シェアオフィスと機能を補完しあうことで、様々な企業とワーカーの働き方をサポートします。
また、ホテルは株式会社星野リゾートが、ホールは品川区が運営を担い、商業施設は多種多彩な食を提供することで地域のニーズに応え、賑わいに貢献します。
「TOKYO, NEXT CREATION」をコンセプトに、多様な出会いと交流、新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指しています。
所在地 | 東京都品川区西五反田八丁目4番13号 |
---|---|
敷地面積 | 約6,700平方メートル |
延床面積 | 約69,000平方メートル |
高さ | 約97メートル |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造) |
規模 | 地上20階、地下3階 |
用途 | 事務所、ホテル、多目的ホール、商業施設 等 |
竣工 | 2023年12月11日 |
事業主 | 日本郵政不動産株式会社 |
設計監理 | 日本郵政株式会社一級建築士事務所 株式会社大林組一級建築士事務所 |
施工 | 株式会社大林組 |
Facility Introduction / Sustainability施設紹介・サステナビリティの取り組み事例
既存地下躯体再利用による廃棄物削減
旧ゆうぽうとの既存地下躯体を空間および構造体として活用し、ストック型社会の実現とともに、建物解体に伴う廃棄物削減、周辺環境への配慮、CO2排出の抑制などにより、SDGs達成に貢献しています。
既存地下躯体の活用にあたっては、一般社団法人日本建築センターによる健全性の評価(※1)を取得。地下を含めた建物全体の構造設計について性能評価および国土交通大臣の認定を受けています。
(※1)「既存鉄筋コンクリート造建築物の構造体の耐用年数評価」
環境負荷の軽減
Low-Eガラスの採用、再生水の洗浄水利用や太陽光発電設備の設置等を通して、環境負荷の軽減に取り組み、「CASBEE(※2)-建築」のSランク取得を目指しています。
(※2)(一財)建築環境・省エネルギー機構及び認定された評価認証機関が、建築物の環境性能で評価し格付けする手法。
BCP対応
制震構造や専用室内への非常電源供給(最大72時間)など万全のBCP対応を有しており、利用者の事業継続性を実現します。
「五反田の森」の整備
建物の四周を取り囲むように配した「五反田の森」は地域の植生を踏まえた多種多様な樹種によって構成し、品川エリアのグリーン・ネットワークを補完します。
四季折々の表情や木漏れ日のある外部空間は、地域の憩いの場として潤いと賑わいを創出します。