JPタワー/KITTE
Building outline建物概要
日本郵政グループの不動産事業を代表する「JPタワー」は、「東京」駅に地下通路で直結する高い利便性、丸の内地区の歴史的景観への貢献、情報・文化の発信、および環境・防災への配慮などを特徴とする複合ビルです。
建物高層部は、ガラスカーテンウォールの外観を持つオフィス棟で、1フロア3,000平方メートル超と丸の内エリア有数のゆとりと、高い快適性と環境性能を有した高品質な執務空間を提供しています。
建物低層部は旧東京中央郵便局舎を一部保存し、「東京」駅前地区の風格ある歴史的景観を継承しながら、賑わいのある魅力的な都市空間の形成に貢献。内部には、魅力ある商業施設のほか、国際カンファレンスセンター「JPタワーホール&カンファレンス」、国際ビジネス・観光情報センター「東京シティアイ」およびJPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」が配置され、多彩な都市情報・文化の拠点となっています。
所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 |
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敷地面積 | 約11,600平方メートル |
延床面積 | 約212,000平方メートル |
高さ | 約200メートル |
構造 | 鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
規模 | 地上38階、地下4階、塔屋3階 |
用途 | オフィス、商業施設、郵便局、カンファレンス、駐車場 等 |
竣工 | 2012年5月31日 |
事業主 | 日本郵便株式会社 東日本旅客鉄道株式会社 三菱地所株式会社 |
設計監理 | 株式会社三菱地所設計 |
施工 | 大成建設株式会社 |
Facility Introduction / Sustainability施設紹介・サステナビリティの取り組み事例
屋上緑化
KITTE6階屋上部分を緑ある屋上庭園「KITTEガーデン」として整備し、ヒートアイランド現象の軽減や都市緑化に貢献するとともに一般に公開しています。
学術・文化の普及・教育
KITTE2階・3階では、学術・文化の普及・教育を目的として東京大学総合研究博物館と日本郵便が協働でJPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」を運営しています。東京大学が所蔵する骨格標本や研究資料を展示しているほか、小・中学生を対象とした体験学習「アカデミック・アドベンチャー」なども実施しています。
手紙振興
KITTE4階旧東京中央郵便局長室では、気軽に手紙に親しんでいただくことを目的として、「レタールーム」という「手紙を書きたくなる空間」を設置し、体験型のイベントなどを実施しています。また、1階アトリウムでも同様にイベントを実施しています。
非常時退避施設
大規模災害発生時の帰宅困難者等の受け入れを想定したスペースとして、アトリウムや地下広場等の活用が計画されています。災害発生時にはアトリウムのビジョンにおいて、緊急災害放送を配信することにより、帰宅困難者等に災害情報等を伝えることとしています。
防災備蓄
大規模災害の発生に備え、防災備蓄品を準備しています。水や食料に加え、簡易トイレ等の準備もあり、発災時には周辺施設と連携して対応を行う計画です。